2025/04/21
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ベトナム本社での災害時の対応と事業継続に関するご報告

2025年4月18日(金)、当社Yopazが入居するベトナム・ハノイの18階建てビル「Viet Tower(Thai Ha Street)」にて火災が発生しました。
出火は現地時間14:10頃、空調設備付近からとみられ、窓ガラスの破損や破片の落下も報告されていますが、すでに鎮火し、現在は警察・消防による現場検証が行われています。
当社では、まず人命の安全を最優先に、社内スタッフ全員を速やかに避難誘導。
その後、当局の許可を得た上で、安全を確保しながら業務用機材の回収を実施しました。

火災発生時には、消防隊の迅速な対応により、火はすぐに制御・鎮火されました

火災発生時には、消防隊の迅速な対応により、火はすぐに鎮火されました

即時対応とクラウド環境への移行

火災発生直後から、チームによる迅速な初動対応を実施:

  • 一時的にテスト環境をAWSやGCP上のクラウドへ移行
  • Docker / docker-compose により、数分で開発環境を再構築
  • 復旧までの間、フルリモート体制へ即時切り替え

これにより、業務は中断することなく継続されており、プロジェクトの進行やお客様対応への影響も最小限にとどめております。

BCP体制の実効性と、信頼できるチームの行動力

Yopazではこれまでも、災害や緊急事態を想定したBCP(事業継続計画)の整備と訓練を定期的に実施してまいりました。
今回のような事態においても、その事前の備えが混乱のない初動と円滑な業務移行につながったと確信しております。

火災が発見された直後、オフィス内の全員が速やかに安全に避難しました

火災が発見された直後、オフィス内の全員が速やかに避難しました

加えて、現場で見られたのは「備え」だけではなく、チームの自律的な判断と助け合いの行動でした。
避難時には誰かが声をかけ、誰かがサポートに回り、業務再開に向けては、各メンバーが状況を把握しながら“今自分ができること”を自然に選び取っていく姿がありました。

こうした文化は、日常のプロジェクトでも、非常時の現場でも変わりません。
私たちは、システムをつくる会社であると同時に、人を信頼し、支え合うチームを大切にする組織でありたいと考えています。

安全確保と事業継続の両立をこれからも

今後、安全確認が完了次第、段階的にオフィス業務を再開する予定です。
YOPAZは、引き続き社員の安全確保と事業継続の両立を最優先に、
BCP体制の強化と信頼あるサービス提供に努めてまいります。